国際協力で学んだこと。その2『日本の素晴らしさ』

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前回の続きです。国際協力で学んだこと、その2は『日本の素晴らしさ』です。これはいろいろな点から感じました。その一部をご紹介。

1.素晴らしい技術力&シリアでも人気の日本のアニメ

自動車、電化製品などは日本製品を知らない人はおらず、持ってることが一つのステータスというくらいでした。タクシーに乗っても日本人だとわかるとこれは〇〇(日本のメーカー名)だぞ、とか自慢してくることもしばしば。他にびっくりしたのがアニメ。シリアでも日本のアニメがたくさん放送されており、シリアの人たちも大好きです。ワンピースやドラゴンボールなど日本でも有名なものはもちろん、私も知らない謎のアニメまで。日本のアニメの話をしていたとき、サスケというアニメの話になりました。「お前しってるか?」と言われ「知らない」というと皆に驚かれ、パソコンにデータがあるから見せてやると見せてもらいました。しかしアラビア語に訳されており私には内容がさっぱりわからず。でも一緒に見ていたシリア人は皆真剣に見ていたので何かシリアの人たちに刺さるツボがあったのかもしれません。

2.日本人の奥ゆかしさ

シリア、というかシリア周辺のアラブ地域周辺の人たちの気質としておもてなし精神があります。これは砂漠の民、ベドウィンの旅人をもてなす精神に由来しているとか聞いたことがありますが、道を歩いてると寄って行けと声をかけれられ、遊びに行くとここはお前の家だとばかりにもてなされます。逆に断ろうものならがっかりだとまで言われる始末です。それほど客を満足させられないことがアラブの人たちのプライドを許さないのかもしれません。でもじゃあそれが本当に彼らの本心かといえばそうではない…と私は思っています。当然早く帰ってほしいと思ってることもあったでしょうし、家寄れよとは言ったものの本当は…ということもあると思います。そういえばその辺の空気は読めよと先輩の協力隊員にも教えられました。嬉しい反面、その押しつけがましさが面倒に思ったこともありました。

前段が長くなりましたが、日本人の絶妙な空気の読み方、他人との距離の取り方、気の使い方、など、相手を気遣うという点において私は奥ゆかしさを感じ、素敵な気質だな、と感じました。日本人は自己主張が得意ではないとか言いますが、それは周りや相手を気遣って、ということがあるのではないでしょうか。私は何と言われようと表に出ないけど周りや人を気遣うそんな気質が素敵だな、と思いました。

3.自由・平和

やはり最後はこれにつきます。国会がはじまり、ニュースを見るといろいろ議論されていますが内容のまぁ平和なこと。そしてテレビ番組でもどれだけ自由に議論されていることか。シリアでは政権を批判するようなことは考えられませんでしたし、批判でもしようものなら捕まる危険すら伴います。それにくらべればどれだけ安全に私たちは暮らせているのか。戦争で大きな被害を受けても相手と仲良くしている姿はシリアの人たちには奇妙に映るところもあるみたいですが、それでも何十年もの間争いごとと無縁で暮らせているのは本当にすごいことだと思います。シリアは収束に向かっているものの未だ紛争の真っただ中、さらにはその前も度重なる中東戦争があったりなど、平和とはまだ遠い国です。

もちろん様々な歴史、事情があるので、一概にどちらが良い悪いとは言えませんが、でもこれだけ自由に平和に暮らせることは本問いに幸せなことではないでしょうか。

これらもやはり異なる国、文化の中で暮らして初めて気づけたことなんじゃないかと思っています。

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