【用語解説】シャーイ(お茶)

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シリアやアラブ周辺で使われている言葉や物・コトなどをご紹介していきます。
※私の体験をもとにした主観的なものであり、また2007年~2009年の時点の状況にもとづいた解説だということをご理解のうえお読みください。


シャーイはアラビア語でお茶です。シャーイはシリアでの生活での重要アイテムかつ、最初の試練でした。

シャーイとは?

シリアのお茶はいわゆる紅茶です。紅茶の葉を煮出したり、リプトンなどのティーパックを使って入れます。

シリア人にとってのシャーイ

シリアでお宅訪問をするとまず出されるのがシャーイ。食間、食後もシャーイ。おしゃべりのときもシャーイ。水たばこを吸いながらもシャーイ。出勤しても仕事の前にシャーイ。運転しながらシャーイ。シリアでの生活にはシャーイを欠くことはできず、飲まない日はありません。それほどシリアでは重要なアイテムです。

日本人の常識を覆す味…でも

見た目は日本で飲む紅茶と一緒ですが、口に含んだ瞬間びっくり。とにかく甘く、紅茶というよりは砂糖を飲んでいる感じ。最初は飲めなくて、でも残すわけにはいかず、飲むのがつらくてつらくてしょうがありませんでした。何度かシャーイの作り方を教えてもらったことがあるのですが、入れる砂糖の量は日本の10倍くらいじゃないでしょうか。底にうっすら砂糖が残る感じです。そんな超甘ったるいシャーイですが、不思議なことに1年もすると普通になってきます。シリアの食習慣に慣れてしまったのか、もしかしたら気候がそうさせるのか。帰国直後は逆に甘く無さ過ぎて物足りないくらいでした。今は普通のを飲んでますが。

シャーイとチャイ

日本ではチャイの方が耳なじみがあるかもしれません。チャイはヒンディー語でインドのお茶だそうですが。しかしアラブのシャーイ、インドのチャイ、そして日本の茶。シルクロードで繋がるそれぞれの地域。発音も似てますし、きっとつながりがあるのだろう…と想像すると古代ロマンにも浸ることができます。

コーヒーも同じ立ち位置

ここまでシャーイのことを持ち上げてきましたが、コーヒーも同じような立ち位置でシリアでは欠かせません。アラブに行ったことがある人であれば、この立ち位置はシャーイではなくコーヒーだろうという人もいるかと思います。しかし個人的にはシャーイの方が勝っているのでマストアイテムとしてシャーイを紹介させていただきました。しかしコーヒーも結構面白アイテムですので、それはまたご紹介いたします。

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