2020年度ラマダンスタート。シリアでの新型コロナウィルスの感染拡大、影響は?日本との比較。Stay Home。

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2020年のラマダンが4月23日(木)に始まったそうです。終わりは5月23日(土)ころ。今年は皆様どんなラマダンを過ごすのでしょうか。通常であれば毎日モスクへお祈りへ行き、友人知人親戚と夜の食事を楽しみ、ラマダンが終わった後は皆でお祭りを楽しむ。しかし今年はそんな風景も見られないのかもしれません。命を奪い、文化習慣さえも変えてしまう、この目に見えない小さなウィルスにはどれほどの力があるのか。

参考:NHK特設サイト 新型コロナウィルス

上はNHKの特設サイト、新型コロナウィルスからですが、世界の感染状況を知ることができます。こちら4月26日時点ですが、シリアの感染者は42人、死者は3人とのことです。

参考:外務省海外安全ホームページ

外務省の感染症危険情報も発令されており、シリアはレベル2(不要不急の渡航中止(感染症))。そもそも危険情報がマックスのレベル4(退避勧告)なので渡航は難しいですが。

参考:外務省海外安全ホームページ

こちらも外務省海外安全ホームページより。ラマダン月に伴う注意喚起ですが、ISILはこの機に乗じて欧米諸国に攻撃を仕掛けるように呼びかけているとのこと。この期に及んでまだこんなことを言ってるのかと。今戦うべきはこのウィルス。こんな時こそ宗教や人種民族の垣根を超え、人類一体となり戦わなければいけないと思うのですが。

参考:国境なき医師団ホームページ

さらに困難を極めるのが世界に点在するシリア難民。特にキャンプの中では3蜜なんて防ぎようもなく、自宅待機と言われてもそもそもの自宅がない。医療設備すら整っていない。そんな状況で感染爆発が起こりようものならもう止めようがありません。

自粛する場所があり、自宅でもテレビを見たり、ゲームやインターネットをやったり、本を読んだり、軽い運動だってできる。そしてまず食べるものにも困ることはない。さらにはテロの脅威にもおびえることもない。そう考えると感染拡大はまだ予断は許さない状況ではありますが、 日本は恵まれているんじゃないかと思います。

難民キャンプで生活している方々は自分の意志ではどうにもならない、そんな環境に置かれていると思います。でも日本に住む私たちは自分の意志一つで行動を変えることができる。

Stay Home

日本にいる私たちにはそんなに難しいことじゃないと思います。その行動一つが自分たちの未来をつくる。でも一人じゃ乗り切ることはできません。ともに想いを一つにして、この現状を乗り越えましょう。

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