執筆:2009年2月15日
本日の活動先はスルガヤ農業試験場。シリア、中東は熱く、雪なんて無縁な土地だと思われていますが、場所にもよりますがシリアはそこそこ雪が降ります。
シリアの緯度は日本の南半分とほぼ一緒。なので1年の気温の変化は日本の南半分とほぼ一緒です。
国境が見にくいですが、シリアは国土の8割が砂漠。しかし地中海が近い西側は比較的雨量もあり、さらに標高が高いところでは雪もそこそこ降ります。
そして私の活動先の一つ、スルガヤ農業試験場はレバノンとの国境付近、アンチ・レバノン山脈の中腹にあり結構寒く、雪もかなり積もります。なのでそこそこ雨が降り、標高が高い地域ではりんごなど寒冷地の果樹を、雨が降り温暖な地域ではかんきつなどの亜熱帯果樹を、そして雨が少ない地域ではオリーブなどの乾燥地の果樹を作ることができるため、果樹栽培的には非常に気候の変化には富んだ国だと言えます。
こちらは試験場内のりんご圃場。もう青森だといってもわかりません。私にとっては懐かしい景色。ただ道路事情、車事情が悪く、ここまで来るのは結構命がけです…