食文化雑感~いつの間にか変化していた味覚~

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執筆:2009年4月4日


職場でお茶を飲んいたとき「お前そんなに砂糖いれるんだっけ?」と同僚に驚かれました。そういえばあれだけ苦手だった甘いお茶がいつの間にか普通になってました。

慣れなのかわかりませんが、いつの間にか大量の砂糖が入ったお茶を好んで飲む用になっていたみたいです。

もしかしたら1年間生活して味覚が変わってきたのかもしれません。

砂糖以外にも驚いたのが料理に使う油の量。シリア料理は油を大量に使った料理が多いです。日本みたいにさっぱりした料理はあまりありません。それも知らずに平気…というよりもむしろ好んで食べるようになっていました。

こういう食文化ってどうやって形成されるのかなぁ…とふと考えてみました。ぱっと思いつく限りではやはり環境でしょうか。環境によって栽培できる作物や獲れる動物も違います。シリアだと海がほとんどないので、特に内陸部では魚を食べる習慣がありません。大量に水を使う米も栽培が難しいのであまり食べません。

また、シリア周辺の地域はオリーブの原産地で、古くから栽培、採油も行われていたそうです。なので、シリアではオリーブをたくさん食べるし、油も摂取するのだろうと思います。

砂糖や油をたくさん使う料理だって、暑く乾燥した気候に耐え、生きていけるように長い年月をかけて進化というか考えられたのかもしれません。そういう意味では、自分がお茶に砂糖をたくさんいれるようになったのも1年半のシリア生活で体が自然と要求するようになったのかもしれません。

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