街と人と共に生きる遺跡

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執筆:2009年4月11日


連休1日目。ボスラに出かけました。ボスラはローマ劇場が有名ですが、昔の街並みも広がっていて、今回は街中心に散策してみました。

まずはお約束のローマ劇場へ。休みのせいか人も沢山いました。

ダプケを踊っている人たち。

相変わらず無造作に置かれた石板。

敵をやっつけるための玉。

無造作に置かれた柱。今でも見事ですが、修復すればもっとすごいんだろうなぁ…と思います。

こちらは旧市街(?)です。ところどころ人が住んでいたりもします。

ボスラは黒い玄武岩でできた建造物が特徴です。

少し離れるとキリスト教地区もあります。

教会のいたるところに様々な模様が彫られていました。これは削られていますがユダヤ教の印。

キリスト教の十字架。

そして今回最も興味をそそられたものがこの魚のようなマーク。イクトゥスというそうです。ローマ帝国にキリスト教が迫害されていた時代のキリスト教徒の隠れシンボルだそうです。一人が弧を描き、もう一人が交差させて弧を描くことでお互いをキリスト教徒と確認していたそうです。また、キリスト教を連想させるものを身に着けたり飾ることが出来なかった時代、 イエス、キリスト、神の、子、救世主 のギリシャ語の頭文字を並べたときにできる言葉がイクトゥス(ギリシャ語で魚)だそうで、それを代わりに拝んでいたりしたそうです。

こうして様々な宗教の痕跡を見ることができ、本当に歴史がある地なんだな、と思いました。

女の子が何気に座っているのもおそらく古代の柱の一部。奥で男の子がよじ登っているのもおそらく石板かなんかです。町と共に生きる遺跡。よく見ると本当に不思議な風景です。

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