愛すべきシリアの人々

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続きです。お祭りのメインはローマ劇場で開催される様々なアトラクション。フランスの伝統的な踊りや、レバノンの踊り、有名な歌手が登場したりなど、会場は大盛り上がりでした。

何千年も前のローマ時代の遺跡で現代も芸術鑑賞できるなんて、こんな贅沢なことない、とシリアの人たちは気づいてるんでしょうか。

そんな盛り上がってる中、近づいてきた一人の警官。なんかやってしまったのか…と思いきや、日本人とわかるや否や、仕事そっちのけで劇場を案内し始めました。立ち入り禁止的なところまで入れてくれてちょっと得した気分です。

次の日。友人と別れ、となり県のスウェーダまで行くことにしました。ダラアからは乗合バスをいくつか乗り継がなければいけないのですが、よくわからずウロウロしていると、ちょうど同じ方向に行くから一緒に行ってやるよ、スウェーダの人が声をかけてくれました。バスの中では隣に座り、ずっと話かけてられ、「サディーキー(友達)、サディーキー」と若干うるさかったのですが、おかげでスウェーダまで行くことが出来ました。

スウェーダは大きな遺跡は少ないものの、町中に遺跡が眠る町です。

道端でだったり。

住宅の一部であったり。建物自体も黒い石が使われたものが多く、もはや遺跡なのかどうかすらよくわかりません。

とくにあてもなく歩いていると、風船を付けた派手な車がありました。何だろうと近づいてみると、結婚のお祝いとのことです。

中によばれ、お茶をごちそうになりました。他も回ってみたいので帰ろうとすると、なんで帰るんだと、軽く怒られました。

町でも気さくに話しかけてくれます。こちらは服屋。特に買う予定もなかったのですが、お茶をもらい、1時間くらいいてしまいました。

町を歩いているとタクシーに呼び止められました。タクシーには気をつけろと、散々注意は受けたのですが、遠くにいろんな遺跡があるとのことで乗車。値段も乗る前の価格交渉で250SP(500円程度)とのこと。

郊外も遺跡なのかどうかはもはやわかりませんが、それっぽいものがたくさんありました。シリアって本当にすごいなぁ…と思います。

しかし、この運転手、案内してくれるのはいいのですが、駆け足なあげく、ここで写真を撮れといちいち指示してきて落ち着いてみることもできません。

なんだかんだで1時間くらい案内してもらい、緊張の支払いの時間。多少多く払ってもよいかな、と思ってたのですが、運転手からは500SP(約1000円)だとのこと。最初は250SPという話だったのですが、たくさん案内しただろう、とのこと。交渉して300SPまでは下げてもらいましたが悔しいです。

二日間のシリア南部滞在でしたが、たくさんの人と触れ合うことができ、優しくて、人懐っこくて、どこか間が抜けてる、そんなシリアの人って素敵だな、と改めて感じました。ぼられたって数百円とかわいいもんです。特別これといった観光地があるわけでもないですが、また来てこの人たちに会いたいな、と思いました。

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