シリアやアラブ周辺で使われている言葉や物・コトなどをご紹介していきます。
※私の体験をもとにした主観的なものであり、また2007年~2009年の時点の状況にもとづいた解説だということをご理解のうえお読みください。
日本ではハラールフードで聞きなじみがあるかもしれませんが、「ハラーム」と「ハラール」はある意味一対の言葉。※宗教的要素も含まれますので正しい、間違えているは置いておいて、シリアで私が感じた印象、個人的解釈をお伝えします。
目次
ハラームとハラールの意味は?
どちらもイスラム教に由来する言葉で「ハラーム」はだめなこと、「ハラール」はいいこと…だと思います。でも宗教問わずにみんな使っているので、もっと一般的な言葉なのかもしれません。
ハラームの使い方、使われ方
冒頭でもお話したように、日本ではハラールフードからのハラールの方が聞きなじみがと思いますが、シリアでは断然「ハラーム」の方が多く使われます。むしろ「ハラール」を使う場面なんてそうそうありませんでした。
怒るとき
最もよく聞くのが、親が子供を叱るときに「ハラーム!」と大きな声で怒鳴ります。これは「ダメ!」という意味です。もちろん子供だけではなく友人同士でのやりとりでもダメということを強く伝えたいときに使われます。なので私も嫌なことをされたときは「ハラーム!」を使ってました。
「やばくない?」的な意味
そのほかにも例えば何かの事件など大変な話題の会話の時には「ヤ―ハラーム!」のように使われ、私的には「まじで?」「やばくない?」的に解釈してました。
相手をののしる言葉として…
ここでは書くことができませんが、相手をののしるときの最上級であろう言葉にこれを使ったりします。知りたい方は個人的に連絡ください。
ちなみに村でシリア人に最初にレクチャーされたアラビア語は人をののしる言葉で沢山覚えてきました。レクチャー…というか、私に言わせて遊んでいたのですが…でもおかげさまで覚えることが出来ました。こちらも絶対に書くことができませんので、知りたい方がいたら個人的に連絡いただければお教えします。
ハラールの使い方、使われ方
「ハラール」は日常会話の中ではまず使いません。というか一度もなかったかもしれません。特にほめるときに使うでもなく。
まとめ
この二つの言葉は宗教に関連した言葉ではありますが、日本的には「ばちがあたるぞ!」とかに近いかもしれません。要は宗教の用語が日常生活に根付いた言葉の一つ。
以上あくまでも私の個人的解釈、シリアでの実例でした。