執筆:2008年9月27日
昨日は遅かったので今日は家でゆっくりしようと思っていたのですが、そうはいきませんでした。
「ヒロ、あんたどこ?お菓子作るから来なさい!」
と近所のおばちゃんから電話。
断る間もなく電話を切られ、今日も昨日に引き続きお菓子作りを手伝うことになりました。
今日のお菓子はマアムール。ナツメヤシのペーストが中に入ったクッキーのような、アラブの伝統的なお菓子です。
家に着くとそこには大量の小麦粉が。今日は生地作りからのお手伝いでした。昨日は生地がすでにできていたのでわかりませんでしたが、今日は生地作りをみてびっくり。
いれる砂糖と油の量が半端じゃありません。さすがアラブ菓子だな、と思いました。生地を握ると油が染み出してきます。生地ができると次は整形。中にはペースト状のナツメヤシやピスタチオを入れます。
ある程度作ると、すぐにオーブンにいれて焼きます。すぐに焼けるため、少し目を離すとすぐに焦げてしまいます。
作業は台所ではなく、リビングでテレビを見ながら。相変わらずドラマばっかりで私にはほとんどわからないのですが、子供たちはすぐに夢中になります。
夢中になり手が止まると、
「手を動かしなさい!」
とすぐにお母さんの怒声が飛びます。
味は昨日作ったアカラーセルと似たような感じでした。結局今日もイフタール直前までお菓子作り。
イフタールはムハンマド宅で。
9月27日はムハンマドのお父さんの命日らしく、毎年人をたくさんよんで食事会をしているそうです。
今日は少しアラブ料理の紹介を。
マンサフ。ブルゴル(小麦)の上に羊の肉、頭が乗った料理です。
シャークーリーエ。マンサフとセットで必ず出てくるヨーグルトのスープです。マンサフと一緒に食べると強烈においしいです。
こちらはルズバザーリア。読んでそのままですが、ルズ(米)、バザーリア(グリンピース)の混ぜご飯です。
タッブーレ。パセリのサラダでアラブ料理の定番です。
食事の後はみんなでお祈り。私は横で見てました。
ラマダンももうすぐ終わり。ラマダン明けの準備もいろいろ手伝わせてもらって、お盆や正月の前のような楽しい時間でした。