執筆:2008年11月15日
ダラアの農業隊員Kさんの職場見学に行ってきました。
ダラアの試験場にもJICAの節水灌漑農業技術普及プロジェクトが入っており、Kさんはプロジェクトのサポートもかねてダラアに配属さてています。
Kさんは野菜栽培の指導で赴任し、シリアで唯一の同じ農業隊員、仲良くやらせてもらってます。
この地区の土は赤く、果物も栽培されていますが、トマトやひよこ豆など野菜を中心に広い面積で作物が栽培されています。
Kさんはこれから試験するための苗を育てていました。また日本からもいろいろ種を持ってきているそうで、ダイコンや白菜など日本の野菜の試験もするそうです。
せっかくなのでダラアを少し案内してもらうことになりました。こちらはオリーブオイルの工場です。
中には収穫されたオリーブがどっさり積まれていました。
これからゴミがとられ、オイルが絞られていきます。
しぼりたてオリーブオイルです。少し舐めさせてもらいましたが、なんか新鮮な感じがします。
こちらは搾りかすで、発酵させて肥料にするそうです。
さらに南部に行くと谷があり、お気に入りの場所だということで連れて行ってもらいました。
緑が多く、谷底には川も流れています。
そしてKさんの一番のおすすめ、曰くダラアのカッパドキアだそうです。本家には当然かないませんが、それでも本家を彷彿とさせる見事な奇岩でした。
他の職種では同職種同士集まって勉強会などをしているそうで、私も唯一の同職種隊員、これから一緒にシリアの農業を語っていきたいと思います。