2009年仕事はじめ。ガザ侵攻試験場職員の反応~普及所へあいさつ

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執筆:2009年1月2日


新年初仕事。日本なら「明けましておめでとう。今年もよろしく。」と挨拶から始まるところですが、ここではもちろんありません。いたって普通の1日。2009年の活動がはじまりました。

 昨夜未明、イスラエル地上軍がとうとうガザに侵攻しました。職場でもやはり話題になっていました。

しかし「お前はイスラエルが好きか?へへへ。」とジョークを飛ばす程度です。

その程度は普段でも言っていますし、特別怒っているようでもありません。

私の職場にもパレスチナ人が一人います。50歳くらいのおじさんなのですが、彼はシリア生まれのシリア育ち。彼の親がパレスチナからシリアに移住してきたそうで、彼自身はパレスチナには行ったことがありません。

一度彼に「パレスチナに行きたいか?」と聞いたことがあります。しかし、彼は「危険だから行きたくない。」と言っておりました。

その彼にも、「お前イスラエルを倒しにガザへ行くかい?へへへ。」と言われ、たいして深刻にとらえている様子はありませんでした。

さて、今日は今後の自分の活動について話すためにナシャビエの普及所に行ってきました。普及所に行くのは半年ぶりです。たかだか半年ぶりなのですが、職員がずいぶん変わっていました。

普及所には前回のJICAの節水灌漑農業プロジェクトに関わっていた人がいたのですが、その人も移動でいなくなっていました。これは痛いです。

そんなわけで、30分くらいで用件を済ませ帰ろうと思っていたのですが、また自己紹介やら日本紹介やらと1から話さなければならず、結局2時間くらい普及所に滞在していました。

私は活動の手始めに、近々試験場、普及所、私の三者で会議を開きたいと思っています。これが簡単なようで意外と難しいんです。

基本的なところで、まず会議を行う場所。そんなのどこでもいいじゃないか、と思っていたのですが、シリアでは大事なんです。

だいぶ前にも一度、「試験場と普及所で会議をしてみない?」と声をかけたことがあります。そのときは、試験場長も普及所長も「いいよ。」とは言ってくれたのですが、試験場長は「普及所が試験場に来るべきだ。」と言うし、普及所長は逆に「試験場長が普及所に来るべきだ。」と言うし、お互いの面子というか、微妙な人間関係が邪魔をして、結局は実現に至りませんでした。

私が軽く考えていたということもあるのかも知れませんが、シリアではそういう気遣いが大事なんですね。

そういった反省を踏まえ、今は慎重に準備を進めているところです。

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