執筆:2009年5月15日
ダマスカス郊外には「カリヤ・アルシャーミーヤ(直訳:シャーム村)」という時代村的テーマパークがあります。私の村から近く、ここで働いている村の人も結構います。意外と知る人ぞ知るテーマパークで、隊員仲間と一緒に行ってきました。
知る人ぞ知るテーマパークなので、公共交通機関で行くことはできません。今回もセルビスが大活躍です。
時代 設定はおそらくオスマン帝国に統治されていたいた時代。その街並みが再現されていましたが、ぱっと見はダマスカス旧市街そのもの。それだけダマスカス旧市街には古い街並みが残ってるんですね。
中では昔のアラブ人に紛争したマネキンが迎えてくれます。ここは昔の武器を展示していました。
こちらは写真館。
昔の車。遠くから見るとマネキンなのか人間なのかわかりません。
昔のスーパーマーケット。
メヴレヴィー教団とよばれる人たち。イスラム教の一派だそうで、くるくる回転する旋舞が特徴。日本ではスーフィーダンスという名で知られているかもしれません。
アラブ男性のくつろぎ。横になってくつろぐ姿は今も同じスタイル。
モスクの再現。これも服装は違えど、今と全く同じです。
こちらは教会。ずいぶんシンプルな作りです。
一般家庭…というよりは若干お金持ちの家の様子だと思います。
カフェの様子。テレビのアラブ時代劇を見てもそうですが、昔の方が女性が外に出ているような気がします。
人形だけではなく、仮想した人もいて気軽に写真撮影にも応じてくれます。
鍛冶屋だと思いますが、これも現在のまちにいてもそんなに違和感はありません。
しかしなんだかんだで個人的ヒットはこのおじさんです。
同年代、ドラクエ大好きな人にはたまらないのではと。もうどこからどう見てもドラクエⅣで出てくるトルネコです。トルネコのモデルはこれだったのか!と感激でした。
シリアにもいくつか遊園地、テーマパークはありますが、ここは比較的しっかり作られてますし、昔を知ることができるテーマパークはないかもしれません。とはいえ、そもそもダマスカス旧市街に行けば本物は見れますし、そこまで新鮮味がないというのが正直なところ。でもそれだけあの旧市街はすごいんだな、と思いました。