執筆:2009年8月7日
※青年海外協力隊で活動していた当時のブログから記事を移行しています。
8月6日から8月14日までボスらでお祭りが開催されるそうです。その1日目が一番盛り上がるとダラー隊員Kさんに聞いていたので、昨日フィールドデーが終わったその足でボスラに向かいました。
目次
祭はいつから始まるのか…
着いたのは17時。まだ人もまばらです。本当に祭りがあるのかと思うほどの閑散具合。でもそんな疑問も会場を見たらあっというまに払しょくされました。
会場は国旗の山。いたるところに飾られていました。
遺跡には大きな垂れ幕がかけられています。お祭り気分満点。
アラブを楽しめるブース
期間中は毎日コンサートがあるようです。こんなところでコンサートを聴けるなんて超贅沢。イベントが始まるのは20時。それまでブースを回ってみることにしました。 省庁、会社などいろんなブースがでていましたが、一番面白かったのがパルミラからのベドウィンブースでした。れっきとした省庁の一部局のブースです。男の人はみなグラビーエ(白い服)を着ています。
ベドウィンといえば砂漠を旅する遊牧民、テント暮らしで羊やラクダの飼育で生計を立てているのですが、パルミラのベドウィンは少し違います。 彼らは完全にパルミラの観光資源の一部と化しており、パルミラの案内、ベドウィンの生活を公開することなどで生計を立てています。
こちらはウードを弾くおじさん。
チーズを作るおばさんたち。ベドウィンはこうやってチーズを作るそうです。
そしてなにやら人が集まり、音楽が始まりした。
ベドウィンを指導する熱血おじさん
グラービーエを着たおじさんたちの前に立つのは彼らの先生。 服装を直したり
「手は強く叩くんだ!」など、結構な熱血指導でした。
ベドウィンのおじさんたちがかわいく見えて面白かったです。
パレード、ダンスなど
19:30。遺跡前の広場でパレードやらが始まりました。私はバグパイプといえばアイルランドとかスコットランドとかを連想してしまい、なんでシリアでバグパイプなのかなと思っていたのですが、トルコのバグパイプも有名だそうです。
20:00。劇場が開場し、中では開会式やら踊りやら歌やらが始まりました。国家から始まり、観光省大臣、文化省大臣、ダラー県知事等のあいさつ、パレスチナのダンスなど盛りだくさん。
パレスチナ、バース党の旗が登場したり、「エルサレムはムスリムのものだ。」というきな臭さを感じる一面もありましたが、全体的には盛りあがったお祭り1日目でした。