執筆:2007年10月7日
※青年海外協力隊で活動していた当時のブログから記事を移行しています。
ダマスカスから北へ約1時間のところにあるマアルーラへ行ってきました。
目次
アラム語が残る
観光地…と言えるほどのところかわかりませんが、地球の歩き方には載っている有名な場所。でもそれほど観光客が多いわけでもなくひっそりとした村です。何が有名かと言えばイエスキリストが話していたとされるアラム語が話されているとのこと。マアルーラという名前もアラム語の「入口」という言葉から来ているとのこと。
その「入口」とは何か。
迫害から逃れたテクラ
まだキリスト教がユダヤ教徒よって迫害されていたときのこと、テクラ(パウロの弟子、妻であったとの説も)がこの地に逃れてきました。しかしここは山に囲まれていて逃げる場所がありません。しかしテクラが祈ると山は二つに避け、逃げ延びることできたとのこと。写真の修道院はそのテクラにちなんだ修道院、聖テクラ修道院。
確かに切り裂かれたような通りがあります。この裂け目が入り口、ということに由来しているとのことです。何とも古代ロマンあふれる話し。
裂け目を過ぎ、岩山の上へあがるとマアルーラの町が一望できます。一部に緑があるほかは荒涼とした砂漠と青空。よくこんなところに町を作ったな、と思います。
崖の上にはマリア像がありマアルーラの町を見守っています。
イブラヒームの店でイフタール
夜はダマスカス旧市街に行きました。知り合った土産物屋店主のイブラヒームに一緒にイフタール(1日の断食明けの食事)を食べないか?と誘われていてみんなでイフタールをいただきました。