シリアやアラブ周辺で使われている言葉や物・コトなどをご紹介していきます。
※私の体験をもとにした主観的なものであり、また2007年~2009年の時点の状況にもとづいた解説だということをご理解のうえお読みください。
直訳すると「神の思し召し」「神の御心」「神が望むなら」…などと訳すようです。シリアに赴任前にこれは厄介な言葉だから気を着けなさい、と教えを受けた言葉。確かに厄介といえば厄介かもしれませんが、使う方にしてみればなかなか便利な言葉です。
インシャーアッラーの使い方
直訳すると先ほどのように難しい感じがしますが、口癖やあいさつのようなもので、例えば人と約束をするときなどイエスとは言わず、インシャーアッラーと言います。要は「約束はするけど守れないかもしれない。でもそれは神の思し召しだからしょうがないんだ」ということだそうです。
これだけ見るとシリアの人たちは約束にいい加減な感じもしますが、そんな先入観を持ちじゃあ自分もいいか…と思うと大間違い。いうほどシリア人も約束にいい加減なわけではなく、しっかり守る人も多く、ダメなら連絡をくれます。もちろんそうではないケースもありますが、それは日本だって同じ。約束はしっかり守らなくてはいけません。