執筆:2009年3月1日
シリアの人たち、いやこれはアラブ全般かもしれませんが、男性の名前にはある特徴があります。今日はそんな小ネタ。
写真はリーハーンの普及所にあった各種データ表で地区ごとの面積や各作物、家畜の収量や頭数、井戸の数などが書かれているのですが、注目は右上の普及所に所属するエンジニアの名前。
わかりにくいかもしれませんが、5人中4人がムハンマド。由来はもちろんイスラム教の預言者ムハンマドなのですが、シリアではあるあるです。宗教の偉人(?)から名前をとるパターンがほとんどなのですが、圧倒的に多いのはムハンマド。なのでムハンマドと言われてもどのムハンマドなのかわかりません。大人の場合だと、〇〇のお父さんなどという呼び方も一般的にするのでそれでわかったりもしますが、そうでない場合は会話の流れであのムハンマドだ、と予測を着けたりもしています。